目 次 |
![]() マックス・ウェーバー 1864〜1920(大正9年) |
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| 序 |
| 現代は我々の内面の「人間」に激突する多くの困難な問題を持っている。マックス・ウェーバーは、あくまで良心的・知性的に、これと格闘した学者である。高度に学問的な彼の業績も他面ではこうした「人間」的努力によって強くいろどられている。 私は戦争中から十年あまりウェーバーにしたしんで来た。この生きにくい年月の間、矮小にせよ、とにかくこの苦悩にたえる力をウェーバーは私にあたえつづけたが、それは上記の事情のゆえにほかならぬ。 ウェーバーは私にとってこういう学者である。私は彼と彼の業績とを、ここで、こういうものとしてえがこうとこころみた。 残念ながら不完全なものしかできなかった。しかしこの不完全な本書を通じてウェーバーがこれからの困難な時代を正しく生きようとする人々を、人生の充実にむかっていささかでも勇気づけることが、いまなお本書に対する私の切なる希望である。 最後に東大経済学部の大塚久雄教授にお礼申し上げたい。のちにしるすとうり、本書の構想はもともと同教授の御注意から出発しているからである。 |
| 昭和二十五年七月 |
| 青山秀夫 |
| 《かつてウェーバーに「彼自身にとって彼の学問は一体どんな意味をもっているか」 たずねたことがある。 「どれだけ耐えられるか、それを私はしりたい。」 これがそのときのウェーバーの答えである。どういうつもりで彼はこういったのであろうか。おそらくこういうつもりであろう。 彼が自分の仕事と考えるのは、生のアンティノミー(二律背反)を逃避せず、さらに力のつづくかぎり、幻想なしに生の現実に直面することにつとめ、しかもその理想が不朽不壊の生命をもち献身に値する次第をたしかめること、これである。 ウェーバーはおそらくこういう意味で上記のように答えたのであろう。》 |
| ──マリアンネ夫人「マックス・ウェーバー傳」690頁── |
mokuji |
| 目 次 |
| 序 説 |
| 1 基督教的ヒューマニズムと此世 |
| 2 科学者の道 |
| 3 本書のねらい |
| 前 篇 マックス・ウェーバーの人となり |
| 第1章 マックス・ウェーバーにおけるドイツとイギリス |
| 1 ドイツとイギリス |
| 2 ドイツにおける多数派と少数派 |
| 3 文明と文化、社会と国家 |
| 4 自由の観念 |
| 5 弱い政治的自由主義 |
| 6 ウェーバーの立場 |
| 7 憎まれっ子世にはばかる・・・・・近代的と前近代的 |
| 第2章 學者としてのマックス・ウェーバー |
| 1 「われにかわりてわが槍をになえ」 |
| 2 歴史學派の繼承者 |
| 3 ウェーバーの家系 |
| 4 「重きを負いてキリストの律法を全うせよ」 |
| 5 ウェーバーの生い立ち |
| 6 アカデミック・アロガンジ− |
| 第3章 自由主義者としてのマックス・ウェーバー |
| 1 ステファン・ゲオルグとの對決 |
| 2 ウェーバーにおける清教徒的なるもの 祖国と暴力 |
| 3 寛容と愛國心 |
| 後編 マックス・ウェーバーの學問的業績 |
| 第4章 近代社會の特徴 |
| 1 「機械のように」・・・・・軍隊・官廳・企業・工場 |
| 2 近代的官僚制 |
| 3 近代資本主義 |
| 4 支配における近代的と前近代的・・・・・家族と権威 |
| 5 資本主義における近代的と前近代的 |
| 6 前近代的傳統の根強さとカリスマ |
| 第5章 近代社會の成立・・・・・「呪術の克服」を中心に |
| 1 近代化の問題 |
| 2 理想と利益 |
| 3 禁欲的プロティスタンティズムと宗教倫理 |
| 4 「職業」の理念と個人主義 資本主義の精神 |
| 5 ドイツとイギリス |
| 6 呪術と傳統 |
| 7 近代合理主義の比較的自叙傳 |
| 8 都市と市民 |
| 9 西洋の倫理と東洋の倫理 |
| 第6章 此世におけるよき戦いのために |
| 1 人間性の要求と近代社會 |
| 2 此世としての社會 |
| 3 現代の位置 最後の言葉 |
| ・ | |||||
| 序 説 | |||||
| 1 ・ | |||||
| 1・キリスト教的ヒューマニズム | |||||
| 山上の垂訓 | |||||
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| (マタイ伝第5−7) | |||||
| 福音書の倫理 | |||||
| ・・ | 山上の垂訓:キリスト・隣人愛 同胞愛 「人にせられんと思うことは、人にもまたそのごとくせよ」 徹底的な実現を要請 「然り然り、否否」 いささかの妥協、曖昧をも不許 体裁を蔑視 完璧な善意と誠意 原始キリスト教の倫理・心情倫理 (善意の倫理・太宰治?) 【対立】 責任倫理(行為主義・行為の結果) その社会倫理的帰結 悪に対する絶対の無抵抗(強力の絶対的否定) 一切の地上的世俗的なよきもの(広い意味の富)からの離脱の要求 人道主義(ヒューマニズム) 山上の垂訓が非妥協的な形で示したような「愛の普遍主義」 |
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| ・ | 此 世 | ||||
| 此世 : 日々の暮らしを営んでいる此の俗世・現世・娑婆 | |||||
| 経 済 | |||||
| 経済 : 日々のくらしの営み | |||||
| * | |||||
| 此世に対する「緊張」 | |||||
| 「緊張」 : 理想と現実との関係(ヒューマニズムと此世の矛盾) 「此世」 : 誠心誠意ヒューマニズムの実現につとむべき戦いの場 楽観論と悲観論 ・・・原罪の認識 |
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| 知性と科学の時代 | |||||
| 知性的科学的に「緊張」に処する | |||||
| 2・科学者の道 | |||||
| 求道者としてのマックス・ウェーバー | |||||
| 人生の矛盾をあるがままに、いささかの幻想もまじえず、そのまま受け取りながら、これと 良心的、かつ知性的に戦うことにその生きがいを見出だした学者・自由主義者 | |||||
| 社会科学の課題 | |||||
| 「緊張」を永遠のテーマ 学問(社会科学)は人生に役立たねばならぬ 貴族の衣装的教養ではなく、大衆庶民の作業着のごとく・「実用的」 |
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| 求道と学問 | |||||
| 非宗教倫理・非哲学 経験的事実から知性の推理力で判断できる範囲で取り扱う 自分の毎日の営みを正しく生きる問題から出発 |
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| 現代の重要 | |||||
| 「現代」の分析 「現代」を出発点 |
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| * | |||||
| 「緊張」は緩和されたか | |||||
| 非説教・信条の押し売り 「緊張」からの脱路として「仮借なくこの緊張を追及し、この緊張の激しさを現代について明らかにすること」・・・・・・真のキリスト教の道 |
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| 人間の学問 | |||||
| 現代西洋の経験から、古今東西の諸世界・諸社会を理解 現代西洋の位相を反省 |
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| ドイツ国民として | |||||
| ビスマルク後のウィルへルム二世から第一次大戦の敗戦直後まで・ 「一人の現代人」として「一人のドイツ国民」として ・正しく生きる道を知性的に求めることから社会科学の問題を出発 ・正しく生きることの意味 ・正しく生きようとして・・ 「現代」「祖国ドイツ」に如何なる問題を見出だしたか |
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| 前 編 | ||||||
| 第1章 マックス・ウェーバーの人となり | ||||||
| T・マックス・ウェーバーにおける ドイツとイギリス(1864〜1920) | ||||||
| 1・ドイツとイギリス | ||||||
| 英独角逐の時代 | ||||||
| ・・ | 19世紀後半ドイツ・急ピッチで世界政治の舞台に乗り出していった時代 普仏戦争に勝利・統一の宿望を達成(1871・明治 3年) ビスマルク(1815〜98)の鉄血政策によりヨーロッパ第一の強国 植民地の獲得 「追う者」ドイツのイギリスに対する関心 |
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| 知英米的立場 | ||||||
| ドイツはアングロサクソン社会から学ぶべき長所を摂取 ドイツ社会の短所を学問的に研究 |
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| 二つの論議 | ||||||
| 知英米立場・・・ @ドイツにおける少数派 A自然の発展によって、イギリス的近代化は不可 |
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| 2・ドイツにおける多数派と少数派 | ||||||
| 多数派の国粋主義 | ||||||
| 多数派 英米的社会への接近不望 不世出の天才(ルター・カント・ ガウス・ゲーテ)の出現 ドイツ民族の「文化的」絶対優位性の信念 ドイツ国民の歴史的使命に対する信念の醸成 |
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| 異端派の指導的論客(ウェーバー) | ||||||
| 「国粋主義・軍国主義はドイツを不幸に」 | ||||||
| 3・文明と文化・社会と国家 | ||||||
| 「情対利」・「聖対俗」 | ||||||
| 悲劇・詩の本質 すべての詩歌は精神状態を表現 (仏哲学者アンリ・ベルグソン) 情と理・情緒と知性・熱情と打算(ウェーバー 有情緒的 没主観的) |
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| 「卑俗な文明」と「高貴な文化」 | ||||||
| 【文明】 外部的 物質的 卑俗 安楽と便宜の要求 個人的な効用 此世的 世俗的・現世的 安らかなブルジョアの生活 【文化】 内部的 精神的 高貴 崇高な責務 戦争(文化の名において) |
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| 文化の概念はドイツだけのもの | ||||||
| 文明と文化の区別( kulturと culture)・・・ドイツの特徴的精神的伝統 アングロサクソンの文化は文明にとどまる ドイツの精神的伝統は英米のそれよりもはるかに高い 文明の蔑視・・私的利益とそのための知恵才覚の蔑視 |
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| 社会と国家 | ||||||
| イギリスの特徴 「国家が社会のなかにあますところなく解消している」 英 米:「国家も集団・社会の一つ・団体の一つ」 ドイツ:「国家と社会とは別」 【社 会】:経験的存在 外部的 醜悪低俗な私益の角逐の場 【国 家】:神秘的・超越的な存在 高貴な責務を持った道徳的・倫理的存在 高遠な理念によって指導 自覚的理性を持った国民によって形成 真の目的は理想的な共同体の形成 国家の暴力は神聖視 イギリス:home はもつが fatherland はもたない 国家・祖国の言葉も概念も知らない ド イ ツ :der Staat(国家) Vaterland(祖国) 大陸で王候の権力の発展と共に形成された国家の概念は英米にはない 「祖国は地上の神」・・・・・・ドイツにおける国家の神聖視 |
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| 1-4 | ||||||
| 4・自由の観念 | ||||||
| 自由思想はドイツにもあるが英米の「自由」と異なる | ||||||
| ドイツの「自由」 政治的自由:発展が著しく不十分・政治上の決定力は君主と官僚 良心の自由:諸個人の人格の尊重 自由の内面化:精神の内面 人格的自由に向かう・・・・ 感情的構想・詩歌・・・個人的人格的自己教養 (ドイツの自由思想) |
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| 新聞が自由を圧殺する | ||||||
| ドイツ :アメリカにおける新聞による世論の形成と支配を嫌悪 (マイヤー・ドイツ歴史学者) 「英米の自由」 ・多数がその意見を貫徹する権利 「ドイツの自由」・自己の人格を精神的に完成すること 自己特有の世界観を独立に育て上げること |
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| 世論の形成者・新聞と大学 | ||||||
| ドイツにおいて ・新聞の力は英米より弱い・政治問題に関する世論はほとんど無い ・新聞は自由の領域を拡張しない ・政治的世論は大学・アカデミ−の学者の影響力のほうが大きい ・政治家・ジャーナリスト・研究者の調和の取れた分業の欠如 学問の名において政治的判断を宣伝する危険を産む 学問の権威の濫用に対しての戦い:ウェーバー ドイツの精神的伝統・・・反英米的 |
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| 1-5 | ||||||
| 5・弱い政治的自由 | ||||||
| 先駆者のむれ | ||||||
| ドイツ啓蒙思想の時代(レッシング・カント・シラー) ドイツ自由主義第1の高潮期 その後フランス革命に対する失望 ナポレオンのドイツ侵略により国家至上主義・ロマンティシズムが台頭 |
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| 新しい波 | ||||||
| 1848の革命・フランクフルト議会 ドイツ自由主義第2の高潮期 しかし、プロシアの武力を中心とする国家統一の進行
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| 敗戦と政治的自由 | ||||||
| ドイツ民主党 第一次世界大戦の敗北・ワイマールの国民議会選挙(1919)で躍進 1930年には再び衰退 |
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| 伝統の根強さ | ||||||
| ドイツ的伝統には無批判の傾向 | ||||||
| ドイツ自由主義の若干の特徴 | ||||||
| 自由政党はワイマール共和国までは万年野党 フリードリッヒ・ナウマン フランクフルト新聞・ベルリン日刊新聞・・自由主義左派と関連 ウェーバー:自由主義左派と関連 |
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| 1-6 | ||||||
| 6・ウェーバーの立場 | ||||||
| 執拗な反抗を支えたもの | ||||||
| 多数派(反英米派)に屈服しなかった信念 | ||||||
| 真の権威 | ||||||
| 被造物の神聖視は権威への盲従・偶像崇拝としてすべて退ける 権威あるものは「内なる良心」のみ
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| ルター派の信仰:伝統的立場 | ||||||
| ウェーバーの立場:自由主義的 清教主義と共通 → (カルヴィニズム・禁欲的プロテスタンティズム) |
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| 政治的自由の尊重 | ||||||
| 政治的自由主義者・英仏の啓蒙思想とは対立するも基本的人権の意義を容認・主張 ・・・啓蒙主義の継承者 |
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| ドイツの近代化 | ||||||
| MW:西欧的民主主義に立脚 ドイツ的自由の理念を拒否 国家の無批判盲目的崇拝を退ける文明の軽視に反対 (ドイツ知識人・英米の文明に対して本能的嫌悪感) 英米社会の近代性・合理性は「文明」の内にあり 英米文明の軽視は大いなる悲劇への道 英米文明の尊重がドイツを真の強国にする 英米の近代的・合理的文明・・自由主義と関連 清教主義(自由主義的生活信情を熱狂的信念とする)の貢献 文明(世俗的・日常的「利益」に大きな関心をおく)の原因 ルター派の信仰・精神的伝統と対照的 |
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| 1-7 | ||||||
| 7・憎まれっ子世にはばかる・・・近代的と前近代的 | ||||||
| 流行語「近代」 | ||||||
| 「近代」とはなにか? | ||||||
| その背景にあるもの | ||||||
| 前近代的伝統の根強さ 生活態度における伝統が変化をこばむ |
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| 断絶を含む発展 | ||||||
| 前近代的とたたきふせる激しい戦いの必要 前近代と近代の間・・連続ではなく断絶 自動的に「前近代」から「近代」に変化するか? |
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| ウェーバーの特色 | ||||||
| 前近代(惰性・固定的停滞化)と近代は「質的」に異なる社会 近代化のためには「人間の生活態度そのもの」の根本的変革も必要 ・・・清教主義の役割り 近代化への客観的条件 伝統への盲従をこばみ、たえず神の前に立って自己の行動を統御 |
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| 【清教徒大衆の英雄的活動】 | ||||||
| 来世での救拯を求め一般社会の日常的利益増進への努力を集中すべし | ||||||
| 考察範囲の拡大 | ||||||
| 祖国ドイツとイギリス 東洋と西洋 古今東西にわたる人間の歴史から考察 |
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| 現代への遺産 | ||||||
| ウェーバーの関心事・「現代」の関心事と共通 | ||||||
| 「自由と人間らしさ」と「明晰な没主観性」 | ||||||
| ・ | 「自由と人間ら示唆」を「明晰と没主観性」に連結 我々に必要なもの ウェーバーの主観的思考より科学的知性で濾過された学問的業績 |
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| (※ 心情より結果) | ||||||
| 第二章 学者としての マックス・ウェーバー | ||||||||||
| 2-1 | ||||||||||
| 1・「われにかわりてわが槍をになえ」 | ||||||||||
| ・ | 初舞台 | |||||||||
| ・・ | 学位授与討論(対モムゼン)・ベルリン大学・25才 | |||||||||
| 老騎士と若武者を結ぶもの | ||||||||||
| ローマ制度史上の二つの範疇(MWの見解・モムゼンには初耳) MWへの期待 |
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| 2-2 | ||||||||||
| 2・歴史学派の継承者 | ||||||||||
| 権威モムゼンの大きな期待 | ||||||||||
| 「われにかわりてわが槍をになえ」 | ||||||||||
| 三つの出世作 | ||||||||||
| 処女作「中世商事会社の歴史」 「ローマ農業史」 「ドイツ・東エルベ地方の農業労働者事情」 |
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| それまでの研究室活動 | ||||||||||
| 司法官試補・ベルリン大学 指導官 ゴールドシュミット(商法学) アウグスト・マイツェン(農業史) |
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| 商法史家ゴールドシュミット | ||||||||||
| 19世紀商法学の世界的権威 商法の研究に歴史的比較法政史的方法と経済的観点を採用 ローマ法的商法の見方は歴史的基盤に基づき再編成 後継・ハインリッヒ・ブルンナー(法政史家) オットー・ギールケ(法律学) 【法律】公法と私法 私法の世界に民法のほか商法が独立の体形をなす理由 商業:民族のような共同体の中からでなく、2つの共同体の界 共同体を離れた(コスモポリタン)間での交換から出発 市場:共同体の権威の支配はない 商法:公法とは対照的(コスモポリタン的性格) GIVE AND TAKE における相互の便宜の技術的規範 民法:商法と公法としての刑法との混合物 ゴールドシュミット(現在わが国・田中耕太郎) ウェーバーの理論の基礎 |
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| 農史家マイツェン | ||||||||||
| 農業史家・統計学者 集落の形成の仕方・耕地の分割の形状を調査 その形の地理的分布を明らかにする 農業技術・農業経営の様式を歴史的に調査 農業経営のロジックを歴史の説明に利用 |
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| 遺産の摂取とその超克 | ||||||||||
| 学位論文「中世商事会社の歴史」(ゴールドシュミットより) 就職論文「ローマ農業史」(マイツェンの研究より) MW・手広い学問 博識と厳密な学問的操作に立脚 自由主義思想家・アカデミックな学者 「20世紀最大の社会科学者」 |
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| 2-3 | ||||||||||
| 3・ウェーバーの家系 | ||||||||||
| めぐまれた環境 | ||||||||||
| 富裕で知的雰囲気に満ちた家庭 | ||||||||||
| 財布をのぞく | ||||||||||
| 大ブルジョアではないがかなり裕福 | ||||||||||
| 学問を愛好する空気 | ||||||||||
| 政治家ほか数多くの学者が集合 | ||||||||||
| 反ユンカー的家系 | ||||||||||
| 市民的家系(東独の貴族・ユンカーの系統無し) 「純粋で高貴な市民気質の典型的特徴」 保守的・官僚的貴族: 政治と社交に幅をきかす・・・・・市民との反目 |
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| 理知的倫理的篤信 | ||||||||||
| 頑固な反ユンカー的キリスト教の信仰 固い信仰 熱狂的な粘り強い気質 |
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| 2-4 | ||||||||||
| 4・「重きを負いていてキリストの律法を全うせよ」 | ||||||||||
| 反ルター派の立場 | ||||||||||
| ドイツ新教・ルター派 信仰によりてのみ義とされる・・唯心主義 国家・長上に対する絶対服従 ドイツ国粋主義的軍国主義的立場の裏づけ MW:国粋主義的軍国主義的立場に対立 宗教的背景・・・清教主義に近い信仰 |
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| 祖母エミリエ | ||||||||||
福音書の倫理にしたがう
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| ついに融和しえざるもの | ||||||||||
| 信仰の違い マックス・ウェーバーの父「世俗的幸福を求める」 〃 母「信仰に生きる」 共同生活は悲劇に終わる |
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| 祖父ファレンシュタインの遺産 | ||||||||||
| 倫理的厳格主義・娘に対して早起き冷水を浴びせる あらゆる鍛練と克己を強制 鉄のような意志力・積極的行動的性格・英雄的倫理的態度・激情性 |
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| 2-5 | ||||||||||
| 5・ウェーバーの生い立ち | ||||||||||
| 出 生 | ||||||||||
| 1864年4月21日 | ||||||||||
| シャルロッテンブルグ | ||||||||||
| 小学校・ギムナジウムを終了 歴史・哲学・古典 |
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| ハイデルベルグ大学生 | ||||||||||
| ギムナジウム卒業後ハイデルベルグ大学に入学 専攻:法学・他に歴史・経済学・哲学、そして酒・歌・決闘 |
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| 軍隊生活 | ||||||||||
| 19才 入営のためストラスブルグへ 新兵時代「悪魔を悪魔で追う」ことに嫌悪 将校時代「純粋に勤務の機械・人間歯車」 「勤務以外の仕事は Essen Trinken Schlafen +0」 人間類型の考察 メカニズムとしての軍隊
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| 叔母イダの影響 | ||||||||||
| 宗教的薫陶 世俗的幸福を求めて世渡り本意に生きる政治家の父からの回心 伯母
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| ベルリン大学学生として | ||||||||||
| 法を技術的にだけでなく社会科学的にとらえようとする | ||||||||||
| ・ | ||||||||||
| 法律家志望 | ||||||||||
| 法律家として世に立つことを決意 当初は職業的学者を志していなかった |
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| 2-6 | ||||||||||
| 6・アカデミック・アロガンジー | ||||||||||
| インテリ臭 | ||||||||||
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| ・ | ||||||||||
| 学問における「実用主義」 | ||||||||||
| 学問に対する態度・・・実用主義 ドイツ固有の、内面的教養に重点をおく自由思想 トレルチのいうわゆる「教養の個人主義」に遠い 学問は「生の副産物」(卑俗な意味においてではない) (宗教的・倫理的生活態度の結果) 書物や知識はわれわれに真の生き方を教えてはじめて意義を持つ 現代の学問は細かい専門に分化 狭い専門にとらわれてその広い人生の場を忘れがち 「木を見て森を見ない」まちがいをさける 多くの世界に出入りしうる能力
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| アマチュアとしての問題の設定 | ||||||||||
| 求道者的 「行動」と「政治」に志向 感想的生活よりも行動的生活を、一層はっきり目指している 彼の中の『意志する人間』は『生の激流と行動の嵐』(重大な責任)望む (後になっても彼は時々刻々人命をあずかっている船長をうらやんだ) 問題に対する軽重をさだめ、その軽重に応じて臨機応変にそれぞれの世界に取り上げる(出来合い品の学問でなく) 【専門家の伝統を離れ、一人のドイツ国民、アマチュアとして問題を設定、 問題解決にこの蓄積を利用】 |
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| ウェーバーの文章 | ||||||||||
| 熱情的文章 | ||||||||||
| 病気の前と後 | ||||||||||
| 神経疾患後活発な活動に対する自信を喪失 病気以前は「象牙の塔」の色彩が強い 病気後挫折「人間と学問の結びつき」が目立つ 人間の内面にむかって深くそそがれる 人間の歴史と社会との体系的・包括的・全面的観察への関心も表面化 第一次世界大戦におけるドイツの敗北 |
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| 遺著「経済と社会」 戦時中の論文「世界宗教の経済倫理」(儒教と道教) 「インド教と仏教」「ユダヤ教」 講演「職業としての学問」 「職業としての政治」 |
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| 第三章 自由主義者としてのウェーバー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3-1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1・ステファン・ゲオルグとの対決 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ウェーバー家の客間 1911年12月 ステファン・ゲオルゲ(叙情詩人) フリードリッヒ・グンドルフ(文芸学者) |
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| 内面性への沈潜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| MW・病気後 「重き生をよき戦いとして生きる」ための基礎条件たる健康の喪失 芸術・ドイツ現代詩・音楽の鑑賞 → 魂の密室を開く |
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| 関心の共通と態度の対立 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 自己の内面的な純粋な自我の要求に忠実・・共通 内面の要求から見た現代の生活 内面の「人間」的自我は現代社会生活によって圧殺(※太宰治) 不感・・・日常の世渡りになれすぎ、世俗化 内面自我の要求と世俗化との相克 悲しみにたえず心をひたしそこからの脱出に心をくばる |
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| ・・・MW・GG共通の苦悩 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 現代の宿命・人間の分裂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 大衆の時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 現代は大衆の時代・・・ゲオルゲ/グンドルフ:のたえがたいところ ゲオルゲ/グンドルフ:大衆は賎民 大衆の饒舌は言語の濫用・・これを清め、人間の血と炎を保存すること ・・・詩人の任務(GG) ウェーバー:「私は他の人と同じようでありたい」 「人間の中の一人の人間でありたい」 貴族主義を許さない |
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| 英雄は神か | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英雄は人間世界が神的なることを証明する明瞭な保証 英雄崇拝によって、人々は分裂から離脱し、魂の圧殺から救われる |
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| 誰か罪なき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| MW:英雄を権威あるものとして崇拝すること 「被造物の神化」・・・ゆるしがたい 人間が精神的道徳的に自律的であるという要求は絶対 私人が私人を支配、崇拝、奉仕することはこの要求にそむく ゲーテといえども罪深き被造物 「熊さん八さんの場合の罪はゲーテの場合も罪」 英雄崇拝は被造物崇拝として権威への盲従 |
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| 良心のほか権威なし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 自分自信のことについて、自らが自分の審判者・裁判官となる願望 究極の目標・・・MW |
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| 3-2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2・ウェーバーにおける清教徒的なもの | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ウェーバーの精神史的位置の問題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| MWの生活信条・・清教徒に近い | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 宗教改革と清教主義 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 宗教改革(Martin Luther 1483-1546) ドイツ・・・・・・・ルター派・神秘的 ドイツ以外・・・カルヴィン派の系統・能動的積極的 スイス・フランス・オランダ・イギリス・アメリカ 清教主義・・・・オランダ・イギリス・アメリカにおける流れ
かつては宗教的動機に支えられていた 清教徒の時代・信仰の時代・・・イギリスの清教徒を中心 【清教徒の精神的基盤】 漠然としたヒューマニズムというより特異な宗教的信仰 燃えるような救拯の要求・来世 |
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| 《カルヴィン的予定説信仰・二重予定説》 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3-3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3・寛容と愛国心 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| トレランス(寛容) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・現代は17世紀ではない ・此世の闘争には来世における神の恩寵はもはや賭けられない ・自由の良心はもはや神と無関係な抽象的理念 ・清教徒のようにある一つの信仰のみを絶対とすることは出来ない ・多くの神々が戦っている(様々な理念・世界観・政治的立場) ・様々なものがそれぞれ支持者にとっては絶対の権威 ・それらを尊敬し擁護すること |
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| いま一つの相違の問題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒との相違点 MW:神学的武装を解除(知性と科学によって) 政治的自由(啓蒙時代の所産)の要求 国民主義的熱情(ドイツのアングロサクソンの伝統の差) 「祖国が一つのすてがたい神」 |
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| 清教徒の個人主義 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒・・・内此世的禁欲(カルヴィン的予定説信仰から出発) 中世の僧侶:此世の外部に存在・宗教的貴族主義
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| ・ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| MWのみる清教徒 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国民性と制度の中に見られる悲観主義的色彩を持った個人主義 ・・・予定説の生んだ精神的孤立化 |
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| ドイツ国民として | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒:最大の関心事「私は救われるか」(救拯のエゴイズム) M W :国民主義的熱情(一般のドイツ国民の共同の運命を甘受) 大衆の一人として生きたい(民族共同体) |
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| 二つの祖国のために | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エミール・ラスク(哲学者) 1915年東部戦線で戦死(一兵卒) 非軍国主義者・自由主義者 「出征すべきか、止めるか」 「他人と同様にしなければならないか」 青春を祖国に捧げた友人・兄弟・子弟の純情 ・・・・MWの重要な問題・人間に共通する悩み これに対する知性的合理的解決 |
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| . | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 祖国と暴力 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 真の権威の源泉:判断基準は山上の垂訓 キリスト教とのみならず万人共通の人間的要求 実現の要求・・・・人間の良心の普遍妥当的要請 暴力に対する無抵抗 いかなる暴力・戦争も弁護できず 国民として祖国に対し自己犠牲的情熱 人間は「人殺し(戦争)にたえられるか」 |
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| 天上の神と地上の神 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 山上の垂訓は一切の戦争を否定 福音書の倫理「同胞の戦死を冷然と見送る」(一部のクエーカー教徒) ↑に対してマックス・ヴェーバー
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| ドイツの伝統 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 「どれだけ耐えられるか、私はそれを知りたい」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ・ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 後 編 マックス・ウェーバーの学問的業績 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 第四章 近代社会の特徴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 4-1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1・「機械のように」・・・ 軍隊・官庁・企業・工場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| あの軍隊 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・・ | 軍隊は一つのメカニズムであり、その中で人間は命令に対して自動機械の正確さで反射的に動く一つの装置と化さねばならない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 問題の提出 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 古代や中世の武人・役人・大工左官などの手工業者 【比較】 今の軍人・公務員・会社員・労働者 ・・・【近代性の特徴】 |
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| 大量成員団体の合理的運営 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 大規模・秩序正しい運営 → 大量成員団体の合理的運営 → 組織の力 【これらの営みに共通した組織の構造】 |
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| 近代的団体の外面的共通点 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1 ・ 勤務者の勤務先と home とが分離(軍隊・官庁も) 2 ・ 勤務先で勤務者と物的経営者手段が分離 (勤務に必要な物資は国家・企業から支給) 3 ・ 勤務の専門化 → 分業 勤務者が団体運営の規律遵守・・旺盛な責任観念 勤務先での私情・私的要求を滅却・・・・・職業的禁欲 そのための教育・・・学校・兵営・工場 「一絲乱れぬ運営」の基礎 4 ・ 献身の目標 古代・中世・・・命令・服従の関係 → 主従関係 全人的・情誼的・有情者的献身が美徳 現代・・・・・・勤務者全体が共通の献身・勤務の目標を保持 目標に対し平等の資格 |
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| 「組織の力」の源泉としてのディシプリン(集団的訓練) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 4-2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2・近代的官僚制 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ビジネスライク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 勤務者は集団的訓練を身につけた専門的勤務者・職業人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・・・禁欲的基調 事務的 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 「官僚制」の概念 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ウェーバーの貢献の一つ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 近代社会全体の特徴を運営組織の構造分析・官僚制の概念でとらえる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 4-3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3・近代資本主義 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| パンチ・カード | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| パンチ・カード・・・伝票(能率を高めるため) (※本書S51発行) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 合理的運営 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・経営者・職員・労働者・株主 ・全体は利潤を出来るだけ上げる目標に向かって「機械のように」動く ・個々の人間は「部分的装置」 ・利潤という否人格的(没主観的)数量の一点に向かって「緊張」 ・勤務者 : 連動装置によって緊縛 |
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| 複式簿記の場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 複式簿記もパンチ・カードも経営全体を利潤という数量の支配下に緊張させ、システムの強制によって勤務者を「人間歯車」に変える合理的手段 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 資本主義の概念 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 人間の行動:「こころ指し」と「目論見」(MWの言語的概念的レッテル) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベルグソンの分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 行 為: もくろまれたもの・・・意識的 身振り:思わず発するもの・・自働的 行為の背後にある意識をとらえることによって理解する MWの社会学の方法的特徴・・・理解社会学 資本家的・資本主義的・・・資本計算が背後の意識としてある行為 (古代・中世でも社会の物質生活の構成要素として資本主義は存在) 資本主義的の仕方で社会の欲望を満足させることになる・・近代 現代資本主義=近代資本主義 近代資本主義経済の特徴としての資本計算の合理性 資本計算が最高度に合理的(古代中世の前近代的資本主義との比較) 【近代資本主義の特徴】 |
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| 合理的資本計算の客観的条件・・近代を一貫する諸特徴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 「高度に合理的な資本計算という主体的条件は種々の客観的条件に守られて実現される」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 客観的条件を手繰りだし、近代資本主義を概念つける・MW | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 《註》 |
歴史的事象とそれに関連する条件との間の助長促進関係 適合的因果連関・・・・MW 適合的因果連関の見きわめのために、現実とはちがった思惟的条件を仮定し、そこでおこる結果を「日常の経験」に基づいて考え、個々からこの条件が演じた役割りを判断 |
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| ・・・・・・・・・・・・客観的可能性判断・・・MW | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
歴史学的分析はこのような客観性を持った因果的説明を中心とすることによって科学的になる 主体の生き方と客観的条件配置とをからみあわた点がMWの分析方法の特徴 最高度に合理的な資本計算は「合理的な経営」と表裏 近代の合理的技術と不可分・・運営の構造(官僚制)と連結 |
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| 近代的合理的「官僚制」は全面的に近代資本主義と連結 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 近代国家の行政・私法における「官僚制」構造 近代国家は「官僚制」的中央集権により・・ 「広域に」「持続的に」治安を確立 大規模生産に不可欠な市場を形成 商法・統一的貨幣制度を創設・保証・維持 専門家としての官僚が国家の計画的合理的な経済政策 (財政・金融政策など)を可能ならしめる |
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| MW: 営みが合理的であるためには「線香花火的」であってはならない |
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| ・・ | 近代資本主義は「膨大な固定資本の運用」が特徴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 流通経済組織 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 社会主義との対比のため資本主義経済の仕組みを考察 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 二つの合理性とそのアンティノミー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 近代資本主義の定義・・経営の合理化を着眼の中心 資本主義社会の特徴の社会問題も注意 知性の能力は推理・・・広範に支配することが合理的 官 僚 制 :近代資本主義の合理性 組織の力:合理性 知性の能力の利用した合理性・・・・・・・【形式的合理性】 組織の力・・・利潤に奉仕 国民の期待:利潤のみでなく「理想」も・ 理想にてらして時々の国民経済の状態を価値判断 利潤には合理的であっても「理想」に不合理の場合もある 理想に照らしてみた場合の合理性・・・・・【実質的合理性】 近代資本主義は十分に実質的に不合理たりうる (官僚制も形式的には合理的であるが実質的に不合理たりうる) |
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| 「政治と経済」の問題への通路 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| MW・近代資本主義を合理性に着眼して特徴づける 近代資本主義は「形式的合理性」にとどまる |
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| 4-4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 4・支配における近代的と前近代的・・家族と権威 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 5・資本主義における近代的と前近代的 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 統制を強化すれば私益追及はなくなるか | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営 利:私益の追及 営利心:自由経済(資本主義的仕組み) MW・・・・・・・・「間違いである」 |
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| 営利追及の根強さ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 商 業・・・・・・・沈黙交換として古い起源をもつ 遠隔商業・・・・・・・大昔から 金持ち・金貸し・・・アッシリヤ・バビロニア 《金銭欲・営利欲は人類の歴史と共に古い》 前近代的社会:内輪の者に善意・勘定をさける 他人に冷淡・非人情的(対内道徳・対外道徳) |
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《市民的資本主義の発達のおくれた国々のほうが金儲けのための利己心の厚顔はななはだしい》 |
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| 前近代的資本主義の問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 打算的に金儲け本位に元手を利用しようとする人間(MW・資本家) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・・・大昔から | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 「資本家的」「資本主義的」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・・・古くからの社会経済の一つの構成要素 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 商人資本主義 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 商人の形態 隊商・コムメンダによる遠隔商業・両替・貨幣取り扱い業務 (MW・商人資本主義) |
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| 政治寄生的資本主義 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国家財政が貨幣化された場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| → 日常的に公共団体に金融し → 政治的権力を通じて「濡れ手で粟をつかむ」者の出現 → 租税請負の出現 バビロニア・ギリシャ・ローマ・インド・中国など |
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| 租税請負 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 中 国: マンダリン「官吏」が行なう ローマ: 私的資本家が企業的に営む(ブブリカーニ) 資本主義的 |
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| 豪商が資金を醵出 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 都市国家の戦争・海賊に金融しもうけを山分けする場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ブランデーション(奴隷などを使った植民地的営利農場) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 政治的利権を買収、不自由民・半自由民を権力によって搾取する場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 政党・政治家に金融して政争・内乱を成功せしめ その制覇を経済的に利用する場合 |
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| (MW・すべて政治寄生的資本主義) ギリシャ・ローマの「古代資本主義」 奴隷に基礎をおく・政治依存的性質が強い |
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| 前近代的資本主義の非合理制と近代資本主義の合理性 | |||||||||||||||||||||||
| 近代的産業資本主義 | |||||||||||||||||||||||
| ・自由 ・禁欲的訓練を持った労働者 ・性格緻密な組織的な計算 ・回収を予定される固定設備 ・大衆の暮らしのための日常消費物資を大量生産 ・自由市場で売る |
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| 前近代的資本主義 | |||||||||||||||||||||||
| ・遠隔商業 ・戦争・内乱 ・政争と結んだ営利 ・一攫千金を夢見る・・・・・冒険資本主義 ・不自由労働の使用からくる経営の非能率 ・大衆の日常需要の平和的充足でなく戦争 ・海賊等の暴力の直接の行使や財政によって略奪 ・経済的に非合理性 ・・・・・・ 現存する |
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| 支配の構造と営利の様式 | |||||||||||||||||||||||
| 「営利の様式」の相違は「支配の構造」に関連 | |||||||||||||||||||||||
| 前近代社会・「家産君主」の権威が絶対 | |||||||||||||||||||||||
| 絶対である「伝統」が規定されてない場合 | |||||||||||||||||||||||
| → 君主の気ままにまかすほかはない サルタン(回教国):典型的気ままであるが伝統的支配の側面を持つ |
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| ・・・サルタニズム | |||||||||||||||||||||||
| 行政司法が支配者の気まぐれにまかされ 支配者をも拘束する客観的に安定した法律体系がなく 経営樹立の可能性の無いところでは・・・・固定投資は不可能 → 【前近代の営利を非合理化させる】 |
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| 4-6 | |||||||||||||||||||||||
| 6・前近代的伝統の根強さとカリスマ | |||||||||||||||||||||||
| (1)ウェーバーの歴史学的業績 | |||||||||||||||||||||||
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(2)前近代国家 |
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| (3)世俗的因子の合理化作用とその限界 | |||||||||||||||||||||||
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| 《MWの歴史の見方についての注意》 | |||||||||||||||||||||||
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| 《註》「儒教と道教」・典型的な営利の国・中国の分析 | |||||||||||||||||||||||
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| 「インド教と仏教」・典型的な形而上学の国・インドの分析 | |||||||||||||||||||||||
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| カリスマの構造と役割り | |||||||||||||||||||||||
| 前近代的伝統・・進歩への契機を窒息させる
→ 社会停滞 予言者(カリスマ)の出現・・・内面的革新作用 |
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| 英雄的カリスマ | |||||||||||||||||||||||
| ・・・ | 非凡な実力によって人は動き、伝統を無視することも可能 しかし予言者のような倫理的効果は期待できぬ |
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| 純粋なカリスマ・・・激情的・経済を無視 | |||||||||||||||||||||||
| 伝統的合理的な日常の経済、形状的な「収入」をそれに向けられた継続
的な経済活動によって獲得すること ・・・・・・・・カリスマにとって「品位なきこと」 「家計」の基礎に上に立つ一切の「家長制的」構造との峻厳な対立 |
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純粋カリスマ的集団の生活様式 「直接に感じられる連帯制」が基礎・共産主義的計算を没却 |
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| ・・・家族共産制 | |||||||||||||||||||||||
| 修 道 僧(宗教的信仰に基づく集団における):【教団の愛の共産主義】 共同に労働・寄進による共同の生活 戦士集団 :【戦友愛の共産主義】 「人間本来無一物」・・・「わが物」の観念の消滅 カリスマの純粋を保証するもの・・・・・・共産制の維持 ・共同の戦陣生活の危険 ・此世を捨てた年若き使徒の愛の信条 しかし、激情は脆い・・・ 時を経るにつれ(予言者の死亡・後継者)カリスマ的集団は当初の革命的・純粋性を失う → 此世・日常・経済に妥協しはじめる → カリスマの日常化 → カリスマは集団幹部の地位・利益擁護の看板となる →カリスマは新しい伝統と家長的支配の中に埋没 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||
| ・ | 「再び灰をかきまぜてみよう。われわれはいまだに熱い部分を見出すであろう。そしてついには火の粉が飛び散り、再び火が燃え上がりうるであろう」 | ||||||||||||||||||||||
| (ベルグソン) | |||||||||||||||||||||||
| 第五章 近代主義の成立 ・「呪術の克服」のために | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 5-1 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 1・近代化の問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 人間革命 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ・・ | 官僚制(近代的官僚制)・・・・・近代社会の特徴 「近代化」:官僚制の支配的だけでなく「新しい人間類型」の生誕が必要 (文物制度だけでなく生活態度・生活信条) 人間そのものが根本からかわること(ドイツ・日本が好例) 生き甲斐の発見 理想をどこまで激しく追及し・生活をどこまで倫理化するか |
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| 問題の限定 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ・・近代社会の成立の道行は複雑 MW:近代人の生誕に重点 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 5-2 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 2・理想と利益 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 不条理なものに存在を賭ける | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| インタレストとアイデアル | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 信仰と商業の自由 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| イギリス国民による大進歩 ◎信仰・・・清教徒の英雄的信仰 商業・・・近代資本主義 自由・・・近代民主主義(モンテスキュー 1689−1755) 「信仰」が商業・自由に果した役割りを強調 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」 |
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| ・・・・・・現代合理主義の自叙伝 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 考察の前進 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「西洋の宗教的伝統は如何にしてこうした改革を用意したか」 「東洋の宗教的伝統は如何にしてこれと反対の効果しか持ちえなかったか」 |
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| ・・・MWの考察 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 本章の課題 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「現代合理主義の比較史的自叙伝」 カルヴィニズム・清教主義の近代化に対する歴史的役割り |
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| 5-3 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 3・禁欲的プロテスタンティズム | |||||||||||||||||||||||||||||||
| これまでの説明との連絡 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教主義とその歴史的役割りを「近代化」の問題を中心として | |||||||||||||||||||||||||||||||
| カルヴィンの宗教思想 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 二重予定説 |
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| 神と人間 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 神・・・一切を創造・被造物の運命を絶対的に完全に独裁 ・神と人間の距離は絶対に越えられない ・来世の運命も神の手中・人知のおよばぬところ カルヴィン・神観の帰結の追及 神・・・正義の神(イスラエルにおけるヤーヴェ) ・倫理的に正しい人を救拯 ・激しい命令的性質を加える(イスラエルの予言者) キリスト教に伝承 ・救拯されるためには、生活態度を徹底的の合理化・倫理化 カルヴィン派:慈愛の神よりも旧約的正義の神 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 罪の僕 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 現在意識の再強化 「人間は罪に汚れ尽くされ、救済をもたらすような精神的善意志する能力 を完全に喪失している」 「善に背反し、罪に死している『自然の状態』における人間は自力では 『恩寵の状態』に達せないし、準備することも出来ない」 |
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| 予定説・カルヴィンの二重予定説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 原罪との激しい闘争 この闘争に勝利し救拯と恩寵の喜悦に到達しても、この勝利は「自力」とは感じ られない ・・・神の賜物と感じる 「救拯は天地創造の昔から予定してある」・・・予定説 |
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| 神のための人間 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 神が万物を創造したのも、救拯滅亡を峻別したのも「神の栄光を増さんがため」である 「神のために人間がある」・・・君君たらずとも臣臣たれ “滅亡しか予定されずとも「神の栄光を増すために」「神の力の道具」として献身せよ” |
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| 若干の補足的説明 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒への影響 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 信仰の波の記録的昂揚の時代 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 16・7世紀のイギリス・・・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 一般大衆は熱狂的に救拯の欲求 (資本主義前夜) ・此世よりも来世が重要・確実 |
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| 感性の蔑視 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒による一切の非造物崇拝の排撃 地上的娯楽遊興をも排撃 1618年ジェイムズ一世の「日曜日の娯楽奨励」に清教徒が徹底抗争 メイ・フラワー号によるニュー・イングランドへの移住 清教徒:「感性は罪悪」 「神の意志か・非造物的虚栄か」の二者択一だけに照らして評価 文化に影響・・・イギリスにおける音楽の衰退 神秘主義(神の直感的体験に救拯を求める)への道が閉ざされる 感情や気分は如何に崇高に見えても、畢境自己欺瞞的である 「世界の意味」を問う形而上学的欲求が消え去る |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 恩寵は「正しく勤勉な生活」によりてのみ | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 原罪感情が導くもの @ 謙遜・自卑(ルター派) A 緊張と直面し「絶え間ない、組織的人生の戦い」として生きる 戦闘的教会 (清教徒・・・・MW) |
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| 神の没主観化と此世に対する没主観的態度 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「現代」・・・・・人間のための機械ではなく、機械のための人間 カルヴィン派 ・神のための人間 ・神と人間は親子のような有情者的関係ではない ・神は完全に没主観的 ・神は自己の栄光を増すために此世をつくり人間をおいた ・この世は神の摂理にしたがうものとして是認されるべき ・すべてではない ・感性的なものは非造物崇拝として悪魔にぞくする ・これに対しては仮借なき闘争を挑むべきである 「・・・感性的でない此世の部分については、合目的的として理性が認めうる部分は、そのまま是認されるべきである。この意味においては此世逃避的であることはゆるされぬ。むしろ此世にとどまり、一方においては感性的非造物聖化と仮借なく戦うと共に、他方においては此世の反感性的理性的秩序を高め、これによって神意にかなうことに献身せねばならない」 |
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プロテスタント:自然科学を愛好
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| 隣人愛の没主観化 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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慈善事業において、孤児に道化師の衣装を着用させ、隊列を組んで教会へ) ・・・人間的侮辱だが、それだけ神の栄光を増す ・・・隣人に対する関係の「人間らしさ」の消滅 MW: |
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| 清教主義の職業倫理は原始キリスト教におけるような「愛の普遍主義」を放棄した・・・・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 5-4 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 4・「職業」の理念と個人主義 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 二重予定説の社会的帰結の問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 如何にしてカルヴィニズムの宗教的思想がこういう生活信条を導いたか 如何にしてそれに鉄のごとく堅固な宗教的武装を与えたか |
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| 達人の信仰 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 来世における救拯・・・「当時」記録的に激しい問題 信仰の量においては「現在」が大質においては「当時」は宗教的英雄・達人 世俗化・啓蒙時代 |
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| 達人信仰に可能な型・遁此世的浄想と内此世的禁欲 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 中世のカトリック教会:恩寵の配給機関 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 【達人は如何にして自己の救拯をもとめたか】 MWの分析方法
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| 二重予定説と此世的禁欲 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒の内此世的禁欲・教義の帰結 → 【主観的感情よりも客観的業績】 「此世は感性的なるものを禁遏し、神意に適するものを昴揚する戦場」 「人々は神の栄光を増すための道具」 二重予定説・宿命論・・・ここからさらに激しい内此世的禁欲 救拯へのあこがれ・・・救拯の約束はなくとも、安心のため確かさの確認 救拯の確認の欲求への教義の適応・・・内此世的禁欲(カルヴィンの死後) 西洋の宗教:禁欲と勤労(働かざるもの食うべからず) 中世修道院:ますます強化 宗教改革 :僧俗の区別を排し、世俗大衆まで拡張 不断の勤労はそれ自体禁欲・悪魔の入り込む隙ができず 救拯の確かさに達する道 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 日常生活への関心 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 世界は「人類の効用」にそなえて、組織と構成において驚くほど合目的 (聖書の啓示からも、自然科学的考察からも) 職業:Beluf(獨) :Calling(英) 神の命令 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「職業」の概念 (二重予定説の帰結) | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「職業」:真の生き甲斐 → 世俗の仕事の外にある 「商売」:生計のための手段 → 身すぎ世すぎの手段 |
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| 宗教改革の時代の「職業」の概念 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「世俗の職業・商売・金もうけ」 → 「神から課せられた使命の遂行」 「手段でなく目的」 責任・忠実・堪能が要求される 「職業」が手段であれば職業を通じて神に奉仕することも「手段」 「勤勉さは職業への勤勉さとしてのみ存する」 職業への勤勉に一切の努力が集中されるべき 他の一切の世俗的・自然的欲望満足は断固禁遏 倫理的に正しい唯一の生活態度 啓蒙主義とはことなり、反世俗的意味 宗教改革の所産・・・「職業」の概念 (清教徒・資本主義経済機構成立以前・・・反世俗・非合理) この宗教的・反世俗・非合理的支持が「伝統主義」の抵抗に坑して「合理化」を実現 |
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| 個人主義の問題(二重予定説のいま一つの帰結) | |||||||||||||||||||||||||||||||
| この「職業」の概念が「近代化」の歴史的役割りをになえた 反権威主義・反伝統主義と関連 |
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| 精神の孤立化 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 《神とのもっとも深い交渉はただ孤独なる魂の秘密の内にのみ見出だされる》 「自らたすくるものが救われる」 冷静で、市民的な、独立自主の成功者・・・輝かしい道徳的称賛 |
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| 前近代的生活態度の否定 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒:感情でなく「意志と理性」を重んずる 有情者的人間関係に基礎をおく前近代的なものを排撃 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「資本主義の精神」 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒・職業労働を尊重(伝統に盲従することではない) 「職業労働は伝統と権威を離れて、神意にかなうごとく選択されるべき」 (道徳的で、一般の福祉に貢献し、さらにもうかるもの) 【勤労の態度】:非有情者的・没主観的・スピィーディー ・一定の目標を設定 ・抜け目なく計画・計算 ・タクティクスを持って目前の敵とゲームを争う ・蓄財よりもより良い効率自体が目標 清教主義:資本主義前夜にかかる生活態度の人間類型を大量生産 (近代的合理主義的生活態度) 資本主義の精神 今日での生きるために不可避の生活態度 |
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| 非合理的動機にもとずく合理主義者 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「経済的合理主義」の発生場所 宗教に無関心な「自由な啓蒙主義」 ただ此世しか考えられない「功利主義」の所産・・・MWは否定 たんに此世への適合に目的をおく合理主義・営利主義では盤石のごとき「伝統の重圧」を破砕しえない これを破砕するものは「宗教的倫理」に根底をおいた 此世の内部において、しかも来世を目指しておこなわれる 生活態度の合理化・禁欲的合理主義 此世に対する世俗主義的な適応ではなく、非合理的宗教的動機から出発しつつ、しかも此世内部に生きる変革でなければならない 清教主義者:非合理的動機から出発する合理主義者 反伝統主義的人間類型を形成 前近代から近代への推移の要因となる |
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| 資本主義成立史の問題に対するウェーバーの貢献 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 問題の社会的・政治的側面 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教徒:非有情者的関係・伝統の権威の否定 → その経済以外の方面における影響 神の意志や隣人愛を没主観的に理解 → 団体の形成は「近代的方向」をたどる MW:「社会組織におけるカルヴィニズムのうたがいなき優越性」 それの政治・社会生活の民主主義に与えた効果 |
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| 5-5 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 5・ドイツとイギリス | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ルター主義との対照 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 清教主義とルター派の信仰の対照 カルヴィン:無限全能的な神の観念 ・人間の行為に対する個人的良心の絶対的支配権を確保 ・此世内部での積極的活動に刺激 ルター :良心の自由・予定説・職業の責務を説く ・カルヴィンの先駆であるが不徹底 |
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| 神秘主義的傾向 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ルター:信仰によりてのみ義とせられる ・内面に沈潜し神の恩寵を神秘的に体験することで救済をうる ・人間は神の道具ではなく、神の容器 ・救拯の道は内此世的だが、禁欲ではなく神秘的体験・観想 ・「内此世的禁欲」の刺激をあたえず ・「方法的生活態度」への強い要求も生まず |
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| 伝統主義および家長制との妥協 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ルター:伝統的家長制的権威との妥協 「汝は汝の父と汝の母とを敬うべし」 (われわれの良心と主人とを軽んじて怒らしめることなく、かえってこれを尊敬し、これに仕事し従い、愛しなければならない) 主人 :地主・親方・領主・工場主・部隊長・領邦君主・皇帝 《何処でも、誰でも、ルター派の家庭の子供は「家長」の前では復唱しながら成長する》 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ルターの国家観 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ルター:国家を教会の下におかず並列させた 独自の主権を持ち神のみにしたがう 人間が国家に服従すべきである 【国家】:神より構成をあたえられ、 異教徒および悪人から平和 と治安を守る任務を持つ 「ルターの権力の賛美は、マッキャベリに似たものがある。違いはルターがこの権力を《理性の法の維持》(福音書への自発的服従)に結び付けたことだけである」 |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ルターの戦争観 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「国国たらずとも、民は民でなければならぬ」 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| ビジネスとしての国家と神としての国家 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| アングロ・サクソンとの比較におけるドイツの近代化の遅れ この前近代性は「宗教意識」の相違と関連・・・・・・・・MW
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 歪んだ近代化 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 近代資本主義・官僚制はレディー・メードとしてドイツ・日本に輸入 → 国家・社会は近代化 → 「組織の力」の発揮や物質文明の享受 しかし「それを創出した生活態度」は輸入されず生活態度は「土着」 「木に竹を続ぐ」 → 制度文物は円満に機能しえない・・・・近代化の不成熟 |
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| 5-6 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 6・呪術と伝統 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「呪術の克服」としての近代化 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 近代社会の成立・16・17世紀のイギリス 清教主義の貢献を「呪術の克服」としてもとらえる・・・MW |
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| 呪術と科学 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 呪術の科学との対照 呪術的信仰・自然、社会は因果律にしたがう 法則は経験と結びつく 法則の性質が科学とことなる 法則と事実の結びつきかた・背後を超自然的な力を信じる 法則はこの呪力と結ばれている 法則の基礎の事実(と信じられているもの) ・合理的推論によって確認しない 神秘的な「超機械的な」因果律の支配(カリスマのごときもの) 呪力が特定のもの、人に象徴されることをMWは重要視 |
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| 呪術の停滞化作用 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 法則の頑固さ・呪術的因果は学問の作業仮説のように後で変革されない 「丙午の女は縁起が悪い」・・・・・判で押した繰り返し ・・・・・社会の固定的停滞化 |
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| 誰か夢なき | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 人間の弱さ :一切を科学的に現実を直視することの難しさ 環境は「物」:呪術は時には環境を人に好意あるものとする 呪術的表象は、進歩を犠牲として、生活に安易と気楽さを与える |
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| ・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 呪術対予言、祭司対預言者 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 呪術と予言の対照・・・・MWの特徴 預言者:宗教が相当発達した後で出現 神観念が整理 神が倫理性を帯び良俗・法・正義と関連 職業的祭司・呪司が成長した後 洗練はされているが神秘的力と神秘的因果律の表象の上に立つ 「人間の背後には種々の動機の複雑な複合体がよこたわっている」 「人間は複雑である。いくつかの要求が競合しあったまま、われわれの行動の動機 を形成している」 呪術の目標:世俗的安易 呪術の「御利益の確率」もちりぢり 祭 司 :神聖な伝統的儀礼の監視者 預言者:個別的・伝統的な戒律・儀礼・立法を意識 既成の伝統と激しく抗争 新しい生き方を身を持って示す 人の意識の深層に新しい生き甲斐 預言者にとって神聖なのは伝統でなく心情 「倫理的合理化」:非世俗的救済のため 呪 術 :此世的「御利益」 呪術的倫理・・・呪術的動機にもとずくタブー的行為規範の体系 預言者宗教・・・一つの創造・飛躍 清純純真な心情を目指し → 倫理的合理化が深刻に行なわれる → 倫理化の目的が、非此世的 |
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| 呪術克服の種子 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 預言・・・反呪術性・呪術克服的性格 宗教的責務の「心情倫理」への体系化 生活態度に革命の作用 旧約聖書の預言者・釈迦 (プラトン・孔子は哲学者、教師) |
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| カリスマの日常化・呪術の残存 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 呪術は預言者によって克服される(一掃ではない) 残存部は依然として伝統主義の精神的支番 呪術・・・世俗的安易の道 預言・・・緊張増加への道・英雄倫理 預言者と使徒の集まりにとどまった教団・・・大衆拡大を希望 大衆(特に農民)・・・力強い呪術信仰・呪術倫理にとどまる 教団指導者は役人・吏僚にちかい祭司になる 儀礼が固定化・儀礼の墨守に恩寵 → 此世の「緊張」緩和 「既成宗教化」は呪術信仰に対する予言の妥協 伝統は大衆の呪術信仰によって絶対不可侵の神聖さをくわえる |
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| 5-7 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 7・近代合理主義の比較史的自叙伝 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 呪術克服としての近代合理主義 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 科学や知性は「予見」を本質とする 現代(科学時代):呪力が消え「予見可能性」が支配 → 現代合理主義 |
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| 清教主義における呪術の克服 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 禁欲的プロテスタンティズム:神は存在 ・二重予定説において隠れている ・救済のため禁欲 ・厳格な生活規制 → 反呪術的・反伝統的 新社会の創造 |
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| 伝統の相違の問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 西洋と東洋 ・信仰の主要支持層の相違 ・宗教的伝統そのものの相違 |
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| 5-8 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 8・都市と市民 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 社会層の信仰との関連の問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||
【世界宗教を担った社会層・宣伝者】
階級の「物質的利益」のあらわれとしてでなく「社会的状況」によく適合した「倫理・救済論の観念形態的な担い手」として分類 |
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| 西洋の特徴としての自由都市と市民 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「西洋だけが『都市』と『市民』をもった」 【西洋】 ・自己固有の法律と裁判所 ・固有の自治的行政機関(ある範囲内で) ・自己固有の財政と軍隊を持つ
こうした市民による都市は西洋固有 【東洋】 ・商工業中心・政治的中心の「人口密集地区」は存在 ・中央政府から派遣された吏僚の支配力が強化 ・都市の自治団的性格は希薄 ・いわゆる「市民」は存在せず いかにしてこうなったか |
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| 古代官僚国家と都市 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| BC.17 騎士団戦車(地中海東部から中国にかけて普及) 都市国家が各地に出現(中国・インドにおいても) 城壁・防衛団体・騎士の結合 「 良 」 :自己の負担において完全に武装し得る騎士 「都市」 :「良」民の平等自由に祭祀を介した神聖な結合 MW 「中国は日本と正反対に大きな城壁をめぐらした都市の国家である」 自由都市に対抗する勢力・・・古代官僚都市 ・感慨耕作のための治水工事を基礎 家産官僚制・・・エジプト・メソポタミア・中国 ・軍隊・・自己の負担で武装する自由人ではない 王に臣属・給養される家臣 都市国家と対照的性質 「家産官僚国家」の拡充強化は「自由都市」の発展を圧迫・窒息 ローマ・ギリシャ→ 中近東 → 東にいくにつれ、都市が「市民的性格」を失っている |
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| 古代都市と中世都市 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ギリシャ・ローマ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 家産制国家の影響を免れる 戦争における大衆軍隊が技術的勝利 (訓練された重甲歩兵を中心) 【貴族支配から平民支配の都市に変化】 貴族都市から民主制的平民都市に進む デマゴーグ・政党の出現
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| ローマ以後 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| :古代社会は没落・・・「西洋の精神は長夜の眠りに沈んだ」 | |||||||||||||||||||||||||||||||
中世都市 |
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| :営利と団体形成とが「政治」よりも「産業」に一掃強く依存 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| (古代との違い) | |||||||||||||||||||||||||||||||
こうした変遷はあったが、かかる「市民を持った都市」が西洋の特徴(東洋に対して) 巨大な西洋の精神的遺産の基礎・・・保存・発展 |
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| 近代化の担当者としての「市民」 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 西洋特有の自由都市・・最も包括的・生産的な近代合主義の基盤 イスラエルの宗教(キリスト教の先駆)の歴史的意義と比肩しうるもの ▼ギリシャの精神文化 ▼ローマ法 ▼カトリック教会組織(ローマ的官職概念に基づく) ▼プロテスタンティズム(中世的身分的秩序を破砕しつつ発展させた) |
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| 市民としてのキリスト教の特徴・実践的合理主義 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| キリスト教・古代・中世・清教主義を通じて 「都市」特有の・「市民特有」の宗教 他の都市と比べられない「西洋の都市」と「市民層」が主要舞台 手工業者信仰としての性質・・・・・・・実践的合理主義の傾向 (知識人信仰・・・・・・・理論合理主義の傾向) |
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| イスラエルの予言者においてすでに庶民的 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| キリスト教の平民宗教的性質・・・イスラエルに源流 旧約の政治的予言者の出現 ダビテ・ソロモン等の家産制官僚国家が成立 階級文化が進行 農民の部衛能力と政治的発言権とを略奪された時代 預言者:農民の側に立って特権階級に反逆する (インド・中国の予言者は特権階級層に属する) イスラエルの預言者 ・強烈な倫理的宗教的激情 ・庶民的立場の反逆者に共通 ・世界の意味を俗習にとらわれず根源的に探ろうとする態度 ・物質的考慮にとらわれぬ ・ひたすら此世を戦場として「地の民」のため戦おうとする傾向 インドの預言者 ・解脱改悟を求める 中国の読書人 ・審美的鑑賞に陶酔 |
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| 近代化の諸原因 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 5-9 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 9・西洋の倫理と東洋の倫理 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 神観の相違・世界の秩序と神 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 【神の啓示を歴史(特に政治学)に見ようとした預言者達の功績】 中国の宗教:「天」・超感覚的・世界の秩序を保持する一種の神 【東 洋 】:神の前にすでに世界の永遠の秩序が存在 中 国:「道」・・・・・皇帝は天の子 インド:「理法」「法」・歴史叙述が少ない これらは神の上に存在 時々の情勢判断と決意によって「世界を管理」するのではない 永劫普遍の理法にしたがって「世界を運営」する 【西 洋 】:世界はヤーヴェが創出 永遠の秩序も前から存在していない 永遠の秩序の神ではない |
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「歴史にはたらきかけ、此世を神意にしたがって形成する」ことを命ずる神 |
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| 摂理と運命 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 人間は世界の出来事を「摂理」としてより「運命」として受け取りやすい 今日におけるこの神観の相違・この直接の帰結 |
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| 例示的預言と使命的預言 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 【東洋】:預言は勧告的・例示的 (人間は予言者・成人を尊崇する → 人々の模範) 【西洋】:預言者は神の使 預言は神の名において人間を拘束 預言は強制的・倫理的・使命的 (神は人間に生活の倫理化を要求)【呪術の克服に貢献】 |
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| 東洋における呪術への屈服の問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 東洋の【呪術への屈服】の原因 (信仰の支持者層・社会の支配的指導者の特性が反映) 西洋(前述) 伝統的呪術が「大衆」の生活を浸す 教団拡大のため吏僚的司祭によって妥協がこころみられ、呪術への屈服が生ずる 社会の少数派・前衛(いつの社会にもいる) 汚濁を忌み、純粋に魅せられ、要求を強くつらぬく 【宗教的達人】 → 新しい預言者・宗教改革者 呪術の克服 |
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| 東洋の宗教は特権者層の知識人がこれをになった | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 東洋:特権者に属する貴族的知識人が前衛 「呪術への屈服」と「社会の停滞」の原因 |
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| 中国の場合:読書者人・士大夫 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 儒教倫理:此世は最善のもの 人間は本来善・自身倫理的な自己完成能力を有する 自己完成の途:古典の文献学的教養 不 徳 :教養の欠如(原因は経済的貧困) 此世の否定 激情・予言 倫理的行為の報酬 :長命・健康・富裕(此世的なもの) 死後の期待 :名声 楽観主義的人間観 → 原罪思想なし 罪 :「伝統的権威」に対してのみ :「良心」に対してではない 個々の行為 :「礼」の均整ある体系にしたがって此世に順応 :「倫理的人格」への努力なし |
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| 家産制行政の精神 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 儒教倫理:あらゆる点で吏僚型の功利主義を最も洗練された形で示すもの MW・清教主義に見られる「資本主義の精神」と対照的 「家産(官僚制)的行政の精神」 |
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| 中国の停滞性 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 中国:宗教的救済の観点の下への倫理の統一的集中のない国 大衆生活:日常自然の性情と伝統が規制するまま 伝統主義と呪術:暢気と安易を誘因 → 支配がますます増大 【典型的な営利の国】・・・・・中国 絢爛無比の古代文化・厖大なる人口・巨大な富の蓄積 しかし代表的な停滞的社会 呪術は知性の不安を一時的に静め、行動への勇気を与える点に存在理由 (中国:隣兵をもたず・安易な生活を営みうる社会) 中国における呪術 → 社会を進歩のための苦しい努力から逃避 この停滞性を中国の特権層は搾取機構の保証に利用 【中国の社会倫理】:停滞性の強化に役立つ インド:解脱のための苦行と冥想(世界無比の執拗性) 連綿たる伝統・・・呪術への屈服 |
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| インドの場合・ブラーマン | |||||||||||||||||||||||||||||||
| インド宗教の指導的地位 : 特権的知識人 【インドのカスト制】 ブラーマン (婆羅門・祭司) クシャトリア(王候・貴族) ヴァイシャ (商人・農民) スードラ (奴婢) 太古より祭司・呪術者は王候・貴族と独立の勢力を形成 祭司 :王候・貴族を兼ねず(中国との相違) インドの弁神論とカスト制度 |
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| ブラーマンの宗教思想・・・「輪廻」と「業」の説教が発展 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「因果応報」 霊魂:「前世」から「現世」を経て「来世」に転変 来世の運命はすべて現世の行為によって決定 古代インド宗教の特質:この原理を一切に貫徹 カスト制度とともにインド民衆の魂を支配 現世の不満 → 前世の業 → 締観 儀礼的カスト制度を墨守 → 来世のため MW・宗教思想とカスト制度の関連を重要視 因果応報のメカニズムに生きる意味 → 生は無意味ではないか? |
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| 特権者層知識人の形而上学的欲求 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 救拯の道としての遁此世的思想 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| インド宗教:特権的知識人が指導者 救拯の道 → 此世からの逃避と思索 宗教的前衛:輪廻の世界を解脱・涅槃に入ろうとする 「言語に絶する苦行・禁欲」は此世への働きかけではなく「此世からの逃避」 (内面的神秘的体験における解脱のための手段にとどまる) |
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| 知識貴族の神秘主義と大衆の呪術 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| インド3000年の徹底した苦行と思索:人類最高の事業の一つ 「偉大な個人」が生まれたが前衛の仕事にとどまる 大衆は別の世界 神秘的体験は線香花火に終わりやすい 生活を内面から倫理化する力に乏しい 神秘主義が密教化し、様々な秘儀を生じやすい 預言者・尖鋭な闘士に続き秘儀をつかさどる祭司の出現 → 予言者とその後継者に対する神聖視がおこり → 祭司の秘儀と大衆向きの戒律とは儀礼化され → その形式的墨守の要求が強化され 【「社寺」と「大衆」との関係は「此世的世俗的利益の取引」となる】 これはインドの場合特権層の知識人の形而上学的欲求に出発 教義が高遠 → 変質も激しい 大衆の行動:「戒律」によって拘束 罪 悪 :「儀礼」に対するものにとどまる 原罪思想: なし |
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| 要 約 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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第六章 此世における良き戦いのために どこまで耐えられるか |
| ・・・私はそれを見たい・・・・・ |
| 福音書の理想が示す人間性の要求を実現することが理想 マックス・ウェーバーにとっての学問・・・・・ 「この理想を堅持しつつ、生を正しく生きるため」 |
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| 6-1 | ||||||||||||||||||
| 1・人間性の要求と近代社会 | ||||||||||||||||||
| 林悟堂における中国人とアングロ・サクソン | ||||||||||||||||||
| ・・ | 中国人:世俗的な日常のくらしを楽しもうとする 極端を忌み、中庸・妥協・寛容を愛する 法律上の正義についての中国人の処世訓
アングロ・サクソンとの相違についての付記 @ 制度に対する信頼の有無・・・・・・・林悟堂 此世と知恵の尊重は同様 動機は半世俗的な清教主義の貢献・・MW A 中国人の世俗主義・読書人(支配層)の官僚功利主義 (※)中国の商業も早期世俗化に一役(MWの資料不足・著者) あたたかい人間愛への要求 福音書:生活態度に「極端の間につり合いをとる賢明さ」を求めず 福音書の「賢さ」:「蛇のごとく賢く、はとのごとく素直なれ」(大切) 「家」の精神的雰囲気 「同胞愛」の倫理 善意 福音書の要求:家族だけでなく、一切の人々に対して計算的な知性(林悟堂の説く)を排除 |
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| 人間性の要求から現代を反省する | ||||||||||||||||||
| 福音書の要求:キリスト教取徒だけでなく、全人類の要求 「現代」における「福音書の要求の可能性」は? |
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| 経済と政治 | ||||||||||||||||||
| 経 済 :社会主義者の資本主義批判 政 治 :民衆の官僚の「組織の力」による独裁との戦い 国際政治:合理的運営の巨大能率 → 民族闘争と戦争のため |
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| 現代の絶え難さ | ||||||||||||||||||
| 【現代における価値ある行為】 多面な人間性を棄て、専門的勤務に没頭することなければ不可能 現代は「仕事」と「諦め」は不可分 完全に美しい人間性を持つ時代からにの「決別」と「断念」 清教徒:救済のため、みずから進んで職業人たらんと欲した 現代人:生きんがため、やむをえず職業人たるほかなし 禁欲主義が修道院から出て職業生活に移る → この世の倫理を支配しはじめる → 技術的・経済的な「力学的機械的生産」に結び付いた →「力強い近代的経済秩序の機構」は発展 |
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| 今日では一切の人間が 生まれながらにしてこの連動装置にはめ込まれており一切の人間の生活様式は この機構によって圧倒的強制力をもって規定されており 地下の化石燃料の最後が燃え尽きるまで規制されつづけるであろう |
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| ウェーバーの近代社会の特徴づけとその前提をなす関心 | ||||||||||||||||||
| 没主観的官僚制・・・近代主義の特徴 福音書の教える人間内部の要求に立脚して近代社会をながめる 近代社会:形式合理性・没主観性・官僚制 事実の分析・・・理論の構成・没主観的 研究の推進・・・主体的要求(人間的要求) |
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| 政治・経済などの部分的考察 | ||||||||||||||||||
| 政治・経済問題の考察 人間性の要求と「此世の緊張」に身をおく 理想を堅持しながら困難なたたかいを戦うためのもの |
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| 6-2 | ||||||||||||||||||
| 2・此世とのしての社会 | ||||||||||||||||||
| かわらぬ顔とかわる顔 | ||||||||||||||||||
| 生活領域・文化領域の歴史的研究 → 近代合理主義の比較史的自叙伝 近代合理主義:近代社会の没主観的性格 世界諸社会の内部的機構関連の探求・根気強く同じの目で合理化とともに個々の生活領域のロジックの相克がいよいよ露骨になる 預言者:呪術的倫理を情緒によって溶融・純化し、伝統を内面から革新 :此世の緊張を激化させる 世俗的生活の諸領域での合理化と純化の進行 (財の所有の合理化と純化が進行) 個々の内部的固有法則がはっきりと意識されだし 外部に出なかった相克関係が、顕著に現われるようになる (同胞愛の要求の範囲は社会団体を越えて拡大 |
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キリスト教に源を発する近代資本主義社会の発展が他宗教との間において相克関係を引き起こす・・・・? |
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| このロジックを中心とする個々の領域の考察、近代社会の合理性 「気を付けろ、悪魔は老かいだぞ」 |
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| 此世の個々の領域:「悪魔的なるもの」を蔵する 悪魔を圧殺するよりも利用活用することが賢明 高度合理化社会の賢明さ 悪魔:心中の賊に由来 |
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| 次の問題 | ||||||||||||||||||
| 人間の要求と此世の緊張:激化の一途 「絶対に逃避してはならぬ」 「あくまで没主観的に・知性的に生きる」・・・MW 清教徒の「正義しく勤勉な生き方」を生活理念として主張 |
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| 6-3 | ||||||||||||||||||
| 3・現代の位置 | ||||||||||||||||||
| 西洋合理主義の勝利への反省 | ||||||||||||||||||
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| 如何なる西洋の伝統を如何なる意味で自己の立場とするか | ||||||||||||||||||
| 宗教的伝統の相違の意義・・・MWの要約 | ||||||||||||||||||
| MWの立場 | ||||||||||||||||||
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| ウェーバーの学問論 | ||||||||||||||||||
| 「政策」と「学問」を峻別 学問:経験と論理によって「然り然り、否否」と答えられる判断の体系 学問的認識:客観的たりうる 政策的主張:事の是非を主張 事の是非は経験と認識とからだけでは出てこない (つじつまについては経験と認識だけでいえる) 「何が良い・何が悪い」 は論者の主観にもとづいて下す判断 政策的主張は主観性(趣味・世界観・政治的立場)を含む それゆえ学問的判断と政策的判断とは区別されねばならぬ 学問の名において政策を説き これによってその主張の普遍妥当性を大衆に強要すること ・・・・・学問の権威の濫用【しばしば学者がおちいるこころみ】 没主観性と明晰・・・・・唯一の学者の標語 幻想なしに事実を見ること 西洋の伝統は「神と人間とを隔絶し」 神祐天助の期待を不可能ならしめ 幻想なく自然と社会とに直面させた 此の呪術の克服が(近代的制度と近代科学とを通じ)大衆の幸福を増進させた 大衆の幸福はねがわしい そのためにはまず、一切の希望をすてて、現実を見ることが必要 学問と政策の混同は、この点の無理解にもとづき羊頭狗肉 期せずして「近代化の道」をふさぐ |
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| 情熱への逃避は何も産まぬ | ||||||||||||||||||
| 客観的分析を主観的な趣味・希望・心情・政治的立場で色づける → 有情者的に生きることに対する人間のやみがたい郷愁 此世の窒息感に対する人間の反逆 ・情に生きる ・事務的・理知的・没主観的な生を忌避、否定し逃避 MW:かかる主情的努力は甲斐のないもの 繊細な感情をふみつぶす現実を 男らしく「現代の宿命」として受取り そこから出発せねばならぬ ※ 究極的・至上的価値は「今日」において此世の奥にある神秘的体験の国、あるいは直接に接触しあう私人相互間の同胞愛に、かろうじて見られるだけで、公共の世界から姿を消している ・・・・・これは「現代の宿命」である 現代では如何にすぐれた芸術ももはや内輪の仕事にとどまり、壮大な記念碑的存在ではなくなった 嵐のような炎となり、大教団を貫徹し、一つに融溶したあの予言者の零気・あの力に匹敵するものは、現代では小規模なサークルでかすかに、脈うっているにすぎない こうした事実はけっして偶然ではない 記念碑的壮大さをもつ芸術的情緒を無理に作りだしたり、「案出」したりしようとしても、無駄である ここ20年間の記念芸術品に見るような無残な出来損ないができるだけである 新しい真の予言もないのにへ理屈をひねって、新しく宗教を興そうとしても、無駄である 同じような出来損ないができ、しかもこの場合は一層悪い影響をもたらさずにはすまない ・ |
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| 世渡りだけが人生ではない(※) | ||||||||||||||||||
| MW:主情的な諸傾向を退ける 世俗的な世渡りに自己を埋没せよというのではない 「われわれはその生き甲斐をかけた理想を持たねばならぬ」 「鬼人のごとくわれわれをとらえ、われわれを魅了しつくすごとき理想を持たねばならぬ」 デーモンを持ち、生をこのデーモンに奉仕させる |
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| 知性的誠実 | ||||||||||||||||||
| 良心の命令への奉仕:熱情的であらねばならぬ 「熱情なくしては価値ある何ごともなしえない」 「この激情は個人の生においても知性的没主観的行動の分厚い表皮によっておおわれねばならぬ」 |
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| 地上の神々の闘争(※) | ||||||||||||||||||
| 宗教的予言から、あの「倫理的合理的生活態度」が生みだされ その合理主義がそれまで雑居していた多くの神々を廃位し やむをえない、一つの神だけに 支配権を集中した しかしこの唯一の(救済者としての)神の支配の時代は 宗教改革・清教徒の「呪術の克服」を最後の輝きとしてすでにすぎた 今やふたたび、多くの神神が呪術の克服の結果 神秘的・超日常的な力を失い 非有情者的・没主観的な力の形をとりながら その永遠の戦いをはじめた |
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| 知性の固執(※) | ||||||||||||||||||
| MW:知性と没主観的態度とを固執する | ||||||||||||||||||
| 自己の理想について謙虚たれ | ||||||||||||||||||
| 知性の固執は説くが、それは世渡りのためではない ・・・・・熱情の対象への奉仕のため 内核に位置する灼熱の倫理で、外装である此世内部の行動を、完全に統制させるため、知性は行使される 理想は共鳴を求める MW:その共鳴を「謙虚と寛容」に要求 「強制と嬌慢」を唾棄
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| 人為的に神秘的内面的「体験」を造出して 超人的「人格」を誇称し、他人にその偶像崇拝的礼賛と隷従とを要求する | ||||||||||||||||||
| ・・・ ・・・詐欺もしくは自己欺瞞・・・・・・世を毒するにすぎない | ||||||||||||||||||
| 教室を政治的宣伝その他に利用し、大学を僧侶の学校に変えることは、MWにとっては「教会への逃避」よりも「世俗主義」よりも罪深いこと | ||||||||||||||||||
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| 此世の尊重(※) | ||||||||||||||||||
| 知性に固執し謙虚・寛容にその良心にしたがわねばならぬ また内此世的でなければならぬ 此世の日々は現代においていよいよ苛酷 呪術の克服によって神はあの救拯の魅力を失う 新しい神々は、たがいに戦いながら、人間にあの没趣味・没主観的な勤務を課する 「しかしこの日常を逃避してはならぬ」 現代の人間・特に若い世代にとって最も困難なことは、こうした日常に耐える、ということである 知性を信頼せず、いわゆる「体験」をあさるこころみは、すべてこの弱さから生まれる けだし、弱さとは、「時代の運命」を正面切って正視しえないことであるからである |
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| 最後の言葉 | ||||||||||||||||||
「熱情なくして価値ある仕事は何一つできない」
l-kotoba |
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| マックス・ウェーバーの熱情 | ||||||||||||||||||
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| ・ | 結 論(※) | |||||||||||||||||
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青山秀夫著 『マックス・ウェーバー(基督教ヒューマニズムと現代)』
岩波新書より マックス・ウェーバー理解のための個人的レジュメ 稲葉八朗
なぜ、立憲政治は、機軸としてキリスト教的神を必要とするか |
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