新ローマ法王誕生 2005/4/19
新ローマ法王はドイツのヨゼフ・ラツィンガー枢機卿団長(78)。ドイツ人のローマ法王は950年ぶりとか・・・法王名はベネディクト16世
初代聖ベネディクト
はイタリア・モンテ・カシーノ修道院創立者










修道士の一日は、夜明け前、約2時間に及ぶ祈りを捧げるために、床を離れたときに始まる。中世の修道士の起床時間は、もっと早かった。季節によって違いがあったが、床を離れる時間は、午前1時半から2時半の間であった。
ライフ人間世界史 「信仰の時代」
  昭和42年1月23日発行
  原著 アン・フリーマントゥル
  タイムライフインターナショナル
  出版事業部

ポルトガルの画家 「聖ベネディクトウス伝」フレスコ Badea、Fireze
水中に斧の刃を落としたという木こりの訴えに、ベネディクトウスがその柄を水に浸したところ刃がくっついてきたという奇跡
聖ベネディクト
イタリア ウンブリア地方出身
ベネディクト会の創立者 モンテ・カシーノ修道院建設
ローマに学んだのちは隠棲して厳しい修道生活を送り、弟子には殉教者聖ブラギドゥスがいる。
参照 『西洋絵画の主題物語 T聖書篇』 (美術出版社)


聖ベネディクトの創建した世界最古の修道院 モンテ・カシーノ

モンテ・カッシノ修道院は前大戦中末期の1944年、ローマに侵攻する連合軍を阻止するためのイタリア中部のドイツ防衛線・グスタフラインの中心であった。ドイツ軍はこの修道院の聖職者、貴重な文化資料をローマに送り届けたあと、この修道院にたてこもり、グスタフ・ラインを突破しようとする連合軍を迎え撃った。山上からは連合軍は丸見えで(日露戦争の203高地攻略を連想させる要塞)、戦闘はイタリア戦線における最大の激戦地となり、連合軍は多くの犠牲を被ったが、米軍は空爆によりこの歴史的建造物を徹底的に破壊し、ローマ進軍の道を開いた。

戦後復元されたこの修道院は、ローマからナポリへむかう高速道路(太陽の道)沿いの山頂にはっきり見える。(この復元にアメリカは援助金を渋った、という話を聞いた)
ポーランド出身のヨハネ・パウロUに続き、この度モンテ・カシーノとの因縁のあるドイツ出身のヨゼフ・ラツィンガー枢機卿団長(ヒトラー・ユーゲントに在籍していた経歴もある)が法王・ベネディクト16世となったということに歴史の妙と、世界宗教・キリスト教の寛容を感じます。

昭和40年ごろTBSが放映していたCBS製作のニュースドキュメント「20世紀の記録」という30分番組があった。この当時はまだビデオがなかったが、その後の再放送時(昭和50年代?)に収録したものである。(ナレーションはTBSの新堀アナウンサー)










  

  

  
     連合軍の空爆により徹底的に破壊された世界最古の修道院(529年創建)


ライフ人間世界史 「信仰の時代」  昭和42年1月23日発行 原著 アン・フリーマントゥル
タイム ライフ インターナショナル出版事業部