世界を変えた本 :ロバート・ダウンズ著/木寺清一訳
昭和32年初版 荒地出版社.

昭和39年購入 新宿 紀伊国屋書店にて
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裏表紙
ここに取り上げた本はみな非国教徒、急進主義者、狂信者、革命家、煽動家等によって書かれたものである。またそれらの本は文章的にもなっていない、へたくそに書かれた本が多い。それらの本の成功の秘密は、あたかも時勢がそれを生むようにできていたからであった。
が、それらの本は高度に感動的な檄文を、幾百万の人々に訴え、伝えていったのである。
時には有益に、時には有害に、その影響を及ぼしながら・・・・・・・

日本版への序  緒論
人文の世界
/ 権力政治の解剖 ニッコロ・マキャヴェリ 君主論
/ アメリカのたいまつ トマス・ペイン  コモン・センス
/ 自由企業の守護神 アダム・スミス 国富論
/ 多すぎる口 トマス・マルサス 人口論
/ 個人対国家 ヘンリー・デヴィッド・ソロー 市民としての反抗
/ 賤民の戦士 ハりエット・ピーチャー・ストー アンクル・トムズ・ケビン
/ プロレタリアートの予言者 カール・マルクス 資本論
/ 象に歯向かう海獣 アルフレッド・T・マハン 海戦史論
/ 心臓地帯と地球鳥 サー・ハーフォード・J・マッキンダー 地理的枢軸史論
10 誇大妄想狂研究 アドルフ・ヒットラー わが闘争

科学の世界
11 天空の革命 ニコラス・コペルニクス 天体の回転について
12 科学的医学の黎明 ウィリアム・ハーヴェイ 血液循環の原理
13 宇宙の組織 サー・アイザック・ニュートン プリンシビア
14 適者生存 チャールズ・ダーウィン  種の起原
15 無意識についての心理学者 ジークムント・フロイト 夢の解釈
16 原子時代の名親 アルバート・アインシュタイン 相対性理論

相対性理論余話

大正年間に翻訳された時に、「相対(あいたい)」が男女の仲を意味し(「相対死に」は心中の意味)、かつ“”の字がついていたため、世間の誤解を招いた。
例えば、京都大学の教授が行なった講演会に対して社会的非難をあびせられたという。
また当時の女子学生が意味を間違えて
相対性理論の本を買い求め、その結果相対性理論の関係書籍がベストセラーになるという珍事すら起きている。そのため「相対原理」とした学者が多かった。

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訳者あとがき